野鳥撮影についてGoogleで調べていると、自分のブログがヒットすることがある。"OM-1 野鳥"で検索したら、拙ブログの「OM-1のC-AFと向き合う」という記事が最初のページに表示された。Google経由でアクセスされた記事を確認すると、この記事と「パナライカ100-400について想うこと」の2つがダントツに多かった。
ブログの記事が誰かの目に留まり、読んでもらえるのは嬉しい。とはいえ、この記事を書いてから1年4カ月が経ち、OM-1をとりまく状況も変わった。現状にそぐわない内容の記事が自分のブログで一番読まれている。そう思うと落ち着かない気分だった。
OM-1のファームウェアは、1.6、1.7と2回にわたって更新されていた。ファームウェアの更新を経て、OM-1のAFはどう変わったのか。「OM-1のC-AFと向き合う」の続編として、その後の撮影体験に基づく印象を書いてみたい。
あの記事を書いたときは、ファームウェア1.4のOM-1を使っていた。その後、昨年の8月末に最新(最終?)のファームウェア1.7が公開された。それ以降は1.7で野鳥を撮影している。
ファームウェア1.7により、AFの信頼性は向上した。たとえば、鳥認識AFを常に使うようになった。AFターゲットはSmallで鳥認識AFはオン。それが野鳥撮影の基本スタイルになった。
この冬はカツオドリやミサゴの飛翔写真を撮る機会がほとんどなく、飛んでいる鳥に対するAF性能の向上は確認できなかった。次の冬までお預けだと思っていたら、川の上を飛翔するツバメを撮るチャンスが巡ってきた。
OM-1で撮影する初めてのツバメ。飛ぶのが速くてファインダーで捉えるのが難しい。フレームに収めることさえできれば、かなりの確率でピントの合った写真が撮れていた。
ファームウェアを1.7にしたことで、全体的なAFの歩留まりは明らかに向上した。それでは、OM-1の悪いクセは直ったのか。手前の枝にフォーカスが持っていかれるアレ。カメラをブン投げたくなるアレだ。
だいぶマシになったというのが率直な感想だった。手前の枝にAFが持っていかれるとき、以前はFnレバーでC-AFからS-AFに切り替えていた。今では、C-AFのままSingleのAFターゲットで目的の鳥に合わせられる。
鳥認識AFがオンのときは、手前の枝にフォーカスが持っていかれることもある。その場合は、鳥認識AFをオフにして、SingleのAFターゲットで再度ピントを合わせるようにしている。
とはいえ、チャンスは一瞬で逃せばもうオシマイということもある。出会いの機会が少ない野鳥だとショックも大きい。
コマドリ。鳥認識AFを切る猶予を与えずに飛び去った。嗚呼・・・
サンコウチョウ。鳥認識AFを切ってSingleのAFターゲットで撮影
千載一遇のチャンスを立て続けに逃せば、マウント換えについても考えざるをえないだろう。今のところは許容範囲に収まっている。ソニーやキヤノンの鳥認識AFの性能も、実際に使ってみないことには分からない。条件が悪ければ外すこともあるかもしれない。
現時点ではOM-1 IIへのアップグレードも考えていない。鳥認識AFがオンのときに手前の枝にフォーカスが持っていかれる現象は改善するかもしれないが、コストに見合うほどの満足感は得られない気がした。
ペンタ部のロゴもOLYMPUSのままにしておきたい。趣味のカメラなのでデザインは大事だ。"OLYMPUS OM-1"というネーミングが自分には一番しっくりくる。
総括すると、AFの不満は完全に解消されたわけではないけれど、ブン投げたいと思うことはほぼ無くなった。使い始めてから丸2年が経過し、それなりに愛着も湧いてきた。今後とも、OM-1+パナライカ100-400で野鳥を撮っていきたいと思う。
その一方で「デジカメinfo」をマメにチェックし、EOS R7 Mark IIの予想スペックに目を光らせていたりもするのだが。
