片隅のユートピア

野鳥を愛するシングルシニアの雑記帳

海沿いの散歩道

猛暑にコロナ感染の急増が加わって、自宅で過ごすことが多くなった。猛暑を押してまで撮りに行きたいと思える野鳥も思い浮かばない。

野鳥撮影で身についた早起きの習慣は続けたい。そこで、朝んぽ(朝の散歩)に行くことにした。

カーブした細い道を下ると海にでる。自宅から徒歩3分。そこから海沿いの道を漁港の公園まで歩く。往復で4km強の道のりだ。

今日は天気が良かったので桜島大隅半島の山並みがくっきり見えた

海沿いの県道。ヤシが植えられて南国ムード

ここからしばらく海を離れる。歩道が整備されているので歩きやすい

道端にはハイビスカスが咲いていた。ハイビスカスと菜の花が指宿の「市の花」

途中の2カ所にベンチが置かれている。早足で横を通るたびに、そんなに急いで歩かなくてもいいんだよと語りかけてくる

2両編成の列車が道路脇を駆け抜けていく

河口に架かる橋をわたる。野鳥がいないかチェックしていた

ゴールの公園に到着。このベンチ、眺めは良いのだが鳥のフンが付いているので人気がない

海に臨む階段が新設されていた

公園に隣接して漁港がある。スロープからゴムボートを出している人がいた

海沿いの遊歩道はさらに続くのだが、7月の大雨で土砂崩れが起きたため、この先で通行止めになっている

2年前の夏、沖縄で移住先について考えていたとき、「朝、散歩に出たくなる家」を物件選びの指針に加えることを思いついた。

その夏は体調不良が続き、体力が衰えて野鳥撮影にも行けなかった。近くの公園を散歩することが楽しみだった。

人生の黄昏を迎えたときに必要なのは、朝の小1時間、自宅の周りをのんびり散歩できる環境かもしれない。沖縄での体験を踏まえてそう考えるようになった。

「朝、散歩に出たくなる家」は海の近くにある。海沿いの散歩道を歩くたびにその思いを強くしている。