昨秋に購入したRAW画像編集ソフトのPhotolab 7はゲームチェンジャーだった。高感度で撮影したOM-1の野鳥写真がキレイになる。気がつくと、撮影後のワークフローに欠かせない存在となっていた。
使用頻度が増えるにつれて処理の遅さが気になってきた。ノイズ処理の最高グレードであるDeepPRIME XDでRAW現像すると、1枚あたり5~6分はかかる。
最近はワンランク下のDeepPRIMEを使うことが多くなった。こちらのほうが自然な印象を与えるし、処理時間も短くて済む。
それでも2~3分はかかるので処理枚数が多いとストレスを感じる。できれば1枚30秒以内に収めたい。
パソコンは買ってから7年以上経っていた。買い換えの時期を迎えている。Photolab 7を快適に使えるように、それなりのグラフィックボードを積んだゲーミングPCが欲しくなった。
BTO(受注生産)パソコンの三大メーカーであるドスパラ、マウスコンピューター、パソコン工房のホームページにアクセスし、候補となるモデルを選出する。
最終候補に残ったのはドスパラのガレリアというゲーミングPC。カスタマイズでハードディスクやDVDドライブを追加すると、最終的に15万ほどになった。
予定額の13万は超えているけどまあいいか。そう思っていたら、候補のガレリアと同じグラフィックボード(GeForce RTX 4060 )を積んだ一般向けデスクトップPCをドスパラで発見。カスタマイズ済みの最終価格で2万円ほど安くなった。
筐体のデザインはシンプルで地味だけど、飽きなくていいかも。このままポチれば13万でいけたのだが、迷ったすえにOffice Personal 2021も追加することに。結局、15万を超えてしまった。
新しいPCが届いてから1週間が過ぎた。古いPCからの移行作業はほぼ完了。大きなトラブルはなかったが、Windows10からWindows11に変わることで予期しない事態にも遭遇した。
Photoshop Elements 2018が使えなくなったこともそのひとつ。Windows10では使えていたので何とかなるだろうと思っていたら、インストールすらできなかった。
プリンター(HP Photosmart C4490)のドライバーもWindows11をサポートしていなかった。警告メッセージを無視してWindows10のドライバを入れたら使えたけれど、この先どうなるかは分からない。
Windows11のマシンに変えてからインターネット接続が不安定になった。Wi-Fiルーター(Galaxy 5G Mobile Wi-Fi)のWi-Fi落ち(ルーターのWi-Fi機能が勝手にオフになる)がときどき起こる。新たに購入したUSBのWi-Fi子機に起因している可能性もあるのだが・・・
Photolab 7の使い心地は劇的に改善された。これまで5~6分かかっていたDeepPRIME XDの処理が15秒ほどで終了する。グラフィックボードの効果は絶大だった。
ISO 12800、SS 1/60秒で撮影したヤブサメ。Photolab 7のDeepPRIME XDで処理
梅雨が明けて猛暑の日々が始まった。自宅のエアコンは昼も夜もフル稼働だ。朝6時の気温が30度だったりするので探鳥に行く気も起きない。
野鳥撮影も夏休み。この夏は涼しい室内でPhotolab 7の職人芸習得に励むことにした。
右が新PCで左が旧PC。予備のPCがあると安心だ
【追記1】
USBメモリーなどに使用されるFドライブにHPのプリンターが表示されるようになり、USBメモリーはエラーが起きて使えなくなった。そのため、HPプリンターのドライバーとアプリはすべて削除した。インクが無くなるまで旧マシンで使い倒すつもり。
【追記2】
Wi-Fi接続の切断は新たに購入したUSBのWi-Fi子機(Archer T2UB Nano)が原因であることがわかった。旧マシンで使っていたWi-Fi子機に換えたら切れなくなった。