片隅のユートピア

野鳥を愛するシングルシニアの雑記帳

カーナビ・デビューの春

昨年10月に鹿児島へ物件を見に行ったとき、初めてレンタカーを利用した。カーナビも初体験だった。

未知のものはなんでも怖い。最初は使いこなせるか不安だった。実際に使うと操作は簡単。一度使うと手放せなくなった。コレさえあれば知らない土地でもスムーズに移動できる。

それから数カ月。鹿児島へ引っ越し、レンタカーでまわった道をマイカーで走るようになった。近くで買い物をする程度ならいいけれど、遠出するときは道案内が欲しくなる。

とはいえ、専用のカーナビはけっこう高い。そこで、iPhone8のGoogleマップをカーナビとして使うことにした。百均のスマホホルダーを車のサンバイザーに取り付けて、iPhone8をガッチリと挟み込む。これで準備完了だ。

スマホだから画面は小さいけれど、音声の指示が聞こえればOK。出番はすぐにやってきた。渡り鳥を撮影するために西へ向かう。薩摩半島を横断する片道1時間半のドライブだ。

Googleマップでルートを検索し、候補に挙がった経路の1つを選択する。あとは音声の指示に従って車を走らせるだけ。

これまでは、ストリートビューで調べて「SUZUKIの看板がある交差点を右へ」などと頭に記憶させていた。距離が短いときや単純なルートならそれでよかった。今回のような長距離ドライブではそうはいかない。

iPhone8を使ったナビゲーションにより、長距離の運転が苦にならなくなった。周囲の景色を楽しむ心の余裕も生まれた。

昨年使ったレンタカーはカーナビの地図情報が古く、脇道に迷い込んで苦労したことがあった。Googleマップを利用した今回のカーナビでは、そうしたトラブルは起きなかった。

iPhoneのカーナビによる初めてのドライブは満足のいくものだった。カーナビは極楽ドライブのマストアイテム。そんな確信まで湧いてきた。

その一方で、問題点も明らかになった。家に帰り着くと、バッテリーはわずかしか残っていなかった。長い距離を運転するときは、バッテリー対策を考える必要がありそうだ。

到着した目的地でノビタキを撮影