春を迎えて暖かくなると、引っ越しで断ち切られた沖縄の習慣が息を吹き返した。たとえば、朝食後にシャワーを浴びるようになった。
3月上旬までは夕食後に入浴していた。節約のために3~4日に1回。浴槽に湯張りして首まで浸かっていた。
今は毎朝シャワーを浴びている。おかげでスッキリした気分で1日を始められるようになった。
シャワーを浴びる前に運動もする。ステップ台の昇降運動とスロトレだ。どちらも引っ越し後の混乱と寒さでなおざりになっていた。
馴染みのエクササイズが復活した一方で、4月に刷新された生活習慣もある。それは、ごみ出し。
近くのごみステーションに出していたゴミを郊外のごみ処理施設へ車で運ぶことにしたのだ。ごみステーションを利用するために入った自治会は退会することにした。
ごみ処理施設を毎週使っても自治会費よりは安くつく。施設なら各種のゴミを一括で廃棄できる。ごみ出しの日時が指定されているごみステーションとは異なり、自分の都合に合わせてゴミを出せるというメリットもある。
ゴミは月曜に出すことにした。今日は第1回目のごみ出し日。燃やせるごみと各種の資源ごみを車に積んでごみ処理施設へ向かう。
受付で計量してから施設内へ車を進める。指示に従って車を停めると、係員がゴミをてきぱきと捨てていく。車のメンテナンス道具の箱まで捨てられそうになり、慌てて止める。紛らわしいので次回からは家に置いていくことにしよう。
ゴミの廃棄が終わると退出受付で車を再度計量し、料金を支払う。30kg未満なので110円で済んだ。とても安い。
帰る途中でドラッグストアのコスモスに寄る。月曜はまた、食料の調達日でもあったのだ。1週間分の食料をここでまとめて購入する。
来週の月曜には、食べ尽くされた食料の残滓がごみ処理施設へ運ばれていく。月曜はごみ出しと買い出しが交錯する日だ。生活のサイクルはここに始まり、ここで終わる。
起点であり、終点でもある月曜日。そう考えると、これまで影の薄い存在だった月曜が特別な日であるように思えてきた。