坐骨神経痛の症状は和らいでいた。でも、膝に力が入らない。ポンコツの膝をかばいながら暮らす日々。
脱力の症状は、痛みやしびれよりも進行した状態らしい。AIのGeminiも「膝崩れは様子見ではなく即受診が推奨される警告サインです」と脅しをかけてくる。
最初の数日は、自宅で脊柱管狭窄症の本を読んだり、ネットで情報を集めたりした。左足の筋肉を制御する神経がこのまま戻らなかったらどうしよう。そう思うと気分は重たく沈んでいく。
家に居ても気は晴れない。膝に注意を払いながら、いつもの散歩コースを歩いてみた。鳥撮りもしたかったので、OM-1+パナライカ100-400を持ち出す。こういうとき、小型軽量のマイクロフォーサーズは便利だ。
左足に重心をのせて一定の角度以上に曲げると膝崩れが起きる。曲げる角度が浅ければ起きない。自宅から海へ向かう途中に下り坂があった。歩いていて膝が一瞬カクッとなりかける。下り坂では体重が前方にかかるので要注意だ。
海沿いの道に出ると、目的地の公園まで平坦だった。晴れて風もよわく暖かい。日差しを浴びて歩いていると、しだいに気持ちが軽くなっていった。日光の癒やしパワーは絶大だ。
目指す公園に到着。例年だとジョウビタキが見られるのだが、今年は見当たらない。それでも、フレンドリーなハクセキレイやイソヒヨドリ、イソシギが被写体になってくれた。
公園の芝生にヒドリガモがいた。カモといえば群れで水面に浮かぶイメージ。単独で芝生の草を食んでいる姿が新鮮に映った。
ヒドリガモ(オス)
気がつくと、撮影に没頭していた。そのせいか、足のしびれや痛みはあまり感じなかった。被写体に応じてしゃがんだり、段差を下りたりもしたが、右足で左膝をかばう動作が自然と身に付いていた。
ポンコツの膝でも野鳥は撮れる。それが、この日の鳥散歩で得た最大の収穫。カメラを持ち出して正解だった。
とはいえ、膝の様子見は許されない。Geminiのアドバイスに従って、明日にでも整形外科の診察を受けることにした。




