自宅のブロック塀がツタで覆われている。最初は、趣があっていいと思った。ネットで調べるとオオイタビという植物だった。
気がつくと、ツタはブロック塀から越境して家の外壁へと伸びていた。それでも動じなかった。壁を這うツタを見てシックで美しいと思った。
好印象は続かなかった。家の外壁はツタにみるみる覆われていく。その触手は給湯器の隙間を探り、内部に入り込む機会をうかがっていた。これはちょっとヤバイかも。
何でも貪欲に絡めとるオオイタビに恐怖を覚えた。このままでは自宅がツタに呑み込まれる。駆除するなら早いほうがいい。
十日に一度のゴミ出し日にツタを刈り取ることにした。初めてなので勝手がわからない。小型のノコギリやピンキングはさみ、マイナスのドライバーなど、役に立ちそうな道具を駆り集めて作業に取りかかった。
外壁に張りついたツタは取るのに苦労した。マイナスのドライバーで1本ずつそぎ落としていく。外壁と比べるとブロック塀のツタは取りやすかった。それでも、量が多くてゲンナリする。
昼食も取らずに作業を続けた。あらかた除去できたのでゴミ袋に詰めていく。最終的に「大」のゴミ袋6~7個に収まった。
ゴミ袋を車にギュウギュウ詰めして郊外のゴミ処理施設へ。疲れはしたけれど、オオイタビを駆除できたことに達成感も感じていた。
その翌日から腰痛が始まった。痛みを感じるのは座っているときが多かった。激しい痛みではないけれど、重苦しく腰をさいなむ。
一昨日、痛みはさらに酷くなった。腰だけでなく、左足の腿から脛にまで痛みが広がっている。初めて体験する腰痛の症状だった。
痛みと同時にしびれた感覚もあった。力が入らず、膝のバネが効かない。入浴中、浴槽から出ようとして膝崩れを起こし、危うく転びそうになった。
効く薬がないか薬箱をチェックする。2年前に整形外科を受診したときに処方されたロキソニンが出てきた。飲んでも大丈夫かチャッピー(ChatGPT)に聞くと、処方薬の使用期限は1年程度なのでヤメたほうがよいと言われた。
昨日、胃にやさしいロキソニンSプラスをドラッグストアで購入。服用すると腰痛はマシになったが、足のしびれは消えない。
ネットで調べると、坐骨神経痛の症状にドンピシャリだった。オオイタビの除去で腰を酷使して神経を痛めたのかもしれない。
坐骨神経痛を引き起こす代表的な病気に脊柱管狭窄症がある。2年前に腰痛で受診したときも、脊柱管狭窄症の疑いを指摘された。もともと抱えていた爆弾にオオイタビが火を付けたということなのか。
脊柱管狭窄症の特徴的な症状に間欠性跛行がある。この場合、一定の距離を歩くと足の痛みやしびれで歩けなくなり、少し休むとまた歩けるようになる。
昨日、ドラッグストアまで歩いて往復したが、こうした症状は見られなかった。でも、この先どうなるかは分からない。
不穏な空気が漂う2026年の幕開け。今年は家の補修に取り組むつもりだった。しかし、年寄りのカラダは壊れやすい。へんに張り切ることはヤメにして、大人しくしていたほうが身のためかも。
