片隅のユートピア

野鳥を愛するシングルシニアの雑記帳

D500に一時復帰して思うこと

OM-1で使える唯一の所有レンズ「パナライカ100-400」を修理に出したため、先々週からレフ機で野鳥を撮っている。使用機材はニコンD500 + シグマ100-400mm。最後に使ってから3年ちかく経ち、最初は操作にとまどったが、撮影しているうちに以前の勘が戻ってきた。

トータルで10回、野鳥撮影に持ち出した。サンコウチョウやオオルリ、アカショウビンが狙える山の林道が主なフィールドだった。ミラーレスのOM-1との違いを中心に2週間の撮影で感じたことを書いてみたい。

まず、OM-1と比べたD500のデメリットについて。野鳥撮影におけるミラーレスの優位性と言い換えることもできるだろう。

・シャッター音で鳥が逃げる
近くにいたカワラヒワを撮影したら、シャッター音に驚いて逃げてしまった。OM-1は電子シャッターで撮っていた。シャッター音がしないため、距離が近くても撮れることが多い。レフ機のD500に復帰したことで、無音シャッターの有り難みを改めて感じた。

・EVFで露出の状態を確認できない
OM-1なら露出補正の状態を電子ビューファインダー(EVF)で即座に確認できた。撮影前に仕上がりをイメージできるのでストレスがない。D500では撮ったあとに背面の液晶モニターで確認しなければならない。

EVFなら暗い場所でも明るく表示できるため、被写体を捉えやすい。D500の光学ファインダー(OVF)では、暗い場所にいる鳥を見つけるのに苦労する。

撮影した写真のピントをチェックするときも、EVFで拡大表示したほうが見やすい。日中の屋外は明るいため、液晶モニターは視認性が低下する。老眼が進んだ高齢者にとって、目に優しいのはOVFではなくEVFだった。

・400g超の重量アップはきつい
アップダウンの激しい林道をトータルで10km以上歩くこともあった。長く歩くと機材の重さがじわじわ効いてくる。結果的に疲労が増し、写真の出来にも影響しかねない。

・換算600mmでは足りない
林道を歩いて探鳥するときはシグマ100-400の1,160gが許容リミットだった。1,930gのシグマ150-600は重くて持ち出す気になれない。D500ではテレ端の400mmがフルサイズ換算で600mmになる。それでも、換算800mmのパナライカ100-400と比べると物足りない気がした。

鳥認識AFがないことはD500のデメリットにならなかった。AFが優秀なので鳥認識AFがなくてもそこそこ撮れたからだ。D500によるAFの歩留まりは、OM-1で鳥認識AFを使用したときとそれほど変わらなかった。

歩留まりは同じでも、撮っていて楽しいのはD500だ。ちょこまか動く小鳥をファインダーで追いかけて狙い撃つ。スリリングなシューティングゲームのようだ。撮影を楽しむという観点で言えば、鳥認識AFがないことはD500のメリットなのかもしれない。

D500のメリットとして画質を挙げることもできる。ISO 6400のJPEGで比べるとOM-1のほうがノイズレスだが、修正を加えてRAW現像した画像ではD500のほうが綺麗に見える。トリミング耐性もD500のほうが高い。センサーサイズが異なるAPS-Cとマイクロフォーサーズには越えられない壁があるのかもしれない。

パナライカ100-400が戻るのは来週以降になるだろう。九州南部は今週の後半から梅雨入りしそうな雰囲気だ。とりあえず、明日もD500で野鳥を撮りにいく。発売されたのは10年前だけど、その卓越したAF性能は今なお色褪せることがない。

ヤマガラ

https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/t/tokajar_h/20260518/20260518170642.jpgエナガ

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https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/t/tokajar_h/20260518/20260518170645.jpgヤブサメ

サンコウチョウ

オオルリ
Photolab 9のプリセットに「D500」が新たに加わった