先週の土曜は曇天だった。夜になると、虫垂炎の手術痕がうずきだした。低気圧が天気痛を誘発する。手術から15年以上経つというのに。
手術で腸が癒着し、食べたものが癒着箇所で滞っている。そんなイメージを描いていた。症状がひどいときは腹痛から下痢になることも・・・
最近は軽い症状ですんでいた。土曜の夜に感じた違和感は、久しぶりに不安を覚えるレベルだった。痛みが激しいわけではない。重苦しく突っ張るような感じ。癒着箇所で炎症が起きているのかもしれない。
それだけでは済まなかった。尿道の違和感だ。ムズムズして痛痒い。トイレに行くとき、血尿が出たらどうしようと不安になった。それは杞憂に終わったのだが。
その晩はなかなか寝つけなかった。手術痕のほうは痛みの原因を推測できた。問題は尿道だ。犯人は尿道炎か膀胱炎か。それとも、何かほかに原因が? 何度も寝返りを打ちながら、あれこれ考えていた。
翌朝、目を覚ますと痛みはあまり感じなかった。手術痕と尿道の違和感はまだ残っている。
腸に炎症があるときは食事を控えたほうがよい。そう考えて、朝食はカロリーメイトのドリンクとゼリー飲料の「朝バナナ」で済ませた。昼食はリンゴ。夕食は豆腐(冷や奴)とカロリーメイトのドリンク。日曜に口にしたモノはそれだけだった。
この日、尿道の異変は予想外の展開をみせた。夕方、尿道にムズムズ、チクチクといった違和感を覚えてトイレに行くと、尿と一緒に小さな黒い塊が排出されたのだ。
AIに聞くと、自然排出された尿路結石の可能性が高いという。そういえば、前日には右の脇腹に痛みを感じていた。それを伝えると、腎臓から尿管に石が落ちると脇腹に痛みを感じるという。
石が出ても一件落着とは限らない。結石がまだ残っている可能性があるからだ。AIは意識的に水分を摂るように促した。泌尿器科を一度受診することを強く勧めるとも。
地元の泌尿器科について調べてみた。が、これといった候補が見つからない。泌尿器科のある「医療センター」はGoogleマップのレビュー評価がすこぶる悪い。レビューが正しいとは限らないけれど、あまりの低評価に気持ちが萎えた。
泌尿器科を受診するときは、鹿児島市の医療機関へ行くことになるだろう。しばらくは水分を多めに摂りながら経過観察に努めることにした。
日曜の食事制限が功を奏したのか、今朝起きると癒着箇所の違和感は消えていた。朝食の献立は、いつものようにオクラとキムチを混ぜた納豆ご飯にゆで卵とみそ汁。時間とともに天気は回復し、ときおり陽が差すようになった。
結局、腸の癒着とはずっと付き合っていくしかないのだろう。脇腹に爆弾を抱えているようなものなのだ。腹に爆弾、腰にも爆弾。
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