朝晩はだいぶ涼しくなった。それでも、昼間の気温は30度を超えている。もうすぐ10月だけど、鹿児島の夏はまだまだ終わりそうもない。
暑いと虫も元気だ。我が家は古い木造家屋なので隙間だらけ。あちこちから虫が入ってくる。
虫対策に欠かせないのがハエタタキとガムテープ。スプレーの殺虫剤もあるけれど、ヘタに吹きつけるとシミになるのであまり使わない。
沖縄にいた頃、ハエタタキの主なターゲットはゴキブリだった。沖縄のゴッキーはデカい。茶色い大きな虫が羽音を響かせて部屋に飛んできたので、カブトムシだと思ったらゴキブリだった。
そのデカくてパワフルなゴキブリをハエタタキで始末する。力を込めて叩くのはよくない。ゴキブリの体液が周囲に飛び散るからだ。
強過ぎず弱過ぎずの絶妙な力加減でペチンと叩く。首尾よく仕留めたゴキブリはひっくり返って足を痙攣させていた。この一撃必殺技でゴッキーの屍の山を築いていった。
家で仕事をしていたので、ストレス発散も兼ねていたのだろう。見つけしだいハエタタキで叩き殺す。害虫駆除を名目にした殺生に悦びを感じていたのかもしれない。
鹿児島へ来てからゴキブリはあまり見かけなくなった。居ても小さくて迫力に欠ける。ハエタタキの主なターゲットはゴキブリからクモに変わった。
クモは害虫を捕食する益虫なので駆除すべきではないという意見もある。とはいえ、室内でクモを見たら放置はできない。ハエタタキストの血がザワザワと騒ぎだす。
じっとしている小さなクモはガムテープにくっつけて捨てる。ハエタタキで叩くのは動きまわる大きめのクモだ。
ゴキブリ同様、ここでも繊細な力加減が要求される。生かさず殺さずのフェザータッチが望ましい。狙いすました一撃が決まると、クモはクルンと体を丸めて動かなくなる。仮死状態なのだろう。あとは百均のシュガートングでつまんで窓から捨てるだけ。
ちなみに、ハエタタキでハエを叩いた記憶はない。もしかしたら沖縄ではあったのかもしれないが、鹿児島に来てからは一度もない。家の中にコバエは居てもハエは見かけない。
ハエはいなくても、一見ハエのようなハチをよく見るようになった。調べるとクロスズメバチらしい。名前はスズメバチでも黒くて小さいので怖さはない。
かくて、クロスズメバチがハエタタキの新たなターゲットになった。最近はとくに出現頻度が高い。叩いても叩いてもまた現れる。もしかしたら、屋根裏か床下に巣があるのかも。
ゴキブリやクモと違って相手はハチだ。油断すると刺されるかもしれない。他のスズメバチに比べると毒性は弱いらしいが、刺されたら当然痛いだろう。
AIのGeminiに相談したら、やはり止めておけと言われた。
Q: 室内にたびたび現れるクロスズメバチをハエタタキで叩き殺している。このやり方でオッケー?
A: お気持ちはよくわかりますが、ハエたたきで叩き殺すのは非常に危険なため、おすすめできません。
それでも、ハエタタキストの沸き立つ闘志は収まらない。家の中でクロスズメバチを目にしたら、手はおのずとハエタタキに伸びるだろう。マサイの戦士が槍一本でライオンに立ち向かうように・・・
タカオルリモンハナバチ Nikon D40+TAMRON SP AF90mm(2008年9月に沖縄で撮影)
ハエタタキではなくマクロレンズのターゲットになったハチもいた。