風薫る5月を迎えた。新緑の森にはさまざまな夏鳥が渡ってくる。キビタキ、オオルリ、サンコウチョウ・・・。萌える青葉をイメージしたとき、頭に浮かぶ鳥はコサメビタキだった。
アオバズクというフクロウがいる。青葉の季節に渡来するのでそう名付けられた。沖縄ではアオバズクをよく見かけたが、鹿児島ではまだ会えずにいる。
自分にとって、コサメビタキはさながら"アオバヒタキ"だ。秋を告げるヒタキがエゾビタキなら、コサメビタキは初夏を告げるヒタキ。パッチリとした大きな目と美白腹が新緑の森にひときわ映える。
今年は4月に一度見かけたが、そのあと会えなくて残念に思っていた。先週、大雨の翌日にマイフィールドへ行くと、耳に心地よい鳴き声が聞こえてくる。青葉の奥に目を凝らすとコサメビタキがさえずっていた。
近くにもう1羽いる。カップルらしい。ときどき追いかけっこをするように飛びまわっている。相手に夢中で人間の存在は目に入らないのか、近くに飛んでくることもあった。撮影のチャンス到来とニンマリ。


コサメビタキを撮影したフィールドではキマユムシクイも見ることができた。ちょこまか動くので撮影の難度はコサメビタキよりも高い。
キマユムシクイ(?)
ムシクイ類は外見が似ていて同定が難しい。このキマユムシクイの確信度は70%くらい。複数のチェックポイントを経てキマユに行き着いた。
ムシクイの同定は知的なゲームだ。さまざまな要素を勘案して最終的な答えを導きだす。その過程もなかなか面白いのだが、長くなるのでまた別の機会に・・・





