オオルリ、キビタキ、サンコウチョウを三大夏鳥と呼ぶらしい。マイフィールドでは夏にキビタキを見たことがない。春と秋の渡りの途中で見かけるくらいだ。
オオルリは6月に近くの山で目撃した。当地で繁殖しているのかもしれない。それでも、夏鳥という呼び方が一番しっくりくるのはサンコウチョウだ。
風薫る5月。新緑を吹きわたる爽やかな風にのって軽快な鳥の鳴き声が聞こえてくる。ホイホイホイ・・・。初夏を迎えた南薩にサンコウチョウが渡ってきたのだ。
サンコウチョウの鳴き声を聞くと、テンションが一気にハネ上がる。カメラの電源スイッチがオンになっているのを確認し、撮影に向けた臨戦態勢にはいる。長い尾羽が切れないように構図には気をつけましょうねと自分に言い聞かせる。
先々週、今季初となるサンコウチョウの鳴き声を聞いた。そのときは鳴き声だけで姿は確認できなかった。数日間、同じ場所に通ってみたが鳴き声は聞けなかった。
昨年、Googleマップを使ってサンコウチョウの撮影場所をいくつか見つけた。そのポイントを訪ねてみる。現地の森に分け入ると、去年と同じように耳に馴染んだあの鳴き声が聞こえてきた。
必ずというわけではないにしろ、今年も同じポイントで鳴き声を聞くことができた。そこが繁殖に適した場所だったのだろう。
サンコウチョウのポイントには共通した特徴があった。それは、ゴチャゴチャしていること。葉の密生した木の枝が幾重にもかさなっていたりする。
概して視界の効かないロケーション。近くで鳴き声はしても姿は拝めない。サンコウチョウ撮影の「あるある」だ。
運よく見つけても同じ場所に長くはいない。すぐに見失う。変幻自在で神出鬼没。身近な存在ではあるけれど、満足のいく写真はなかなか撮らせてくれない。
撮れるのはメスというのもお決まりのパターンだ。自慢の彼氏を連れてきて・・・と心の中で呼びかけてもダメだった。
それでも、数回目のトライで念願のオスを撮影。昨年は証拠写真レベルのオスしか撮れなかったので、今年は幸先の良いスタートを切れた。ひょっとして、2024年はサンコウチョウの当たり年?



